海外では山・地下・湖と様々な場所から塩が採れるのですが日本では海水からしか塩は採れません。(2010年5月調べ)地球の70%を占める海水ですが約3.3%が塩、そして96%が水です。その96%の水を蒸発させると3.3%の塩が採れるのです。その水分をどうやって蒸発させるかですが、これには様々な製法があり日本の伝統的な製法は釜に海水を入れて炊きあげる釜炊き製法です。国内製法の9割近くがこの釜炊き製法だといわれています。 |
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海水に高温を加えれば加える程塩の精製は早まります。
しかし、高温で作られた塩は辛くなりなり低温であれば低温であるほど辛さが少なくなります。また、海水に含まれる有機質は一定の温度を越すと減少し、なくなってしまいます。低温で精製することによって有機質を含んだ塩が出来上がるのです。私ども自然食品研究会では釜炊きではなく、天日によって精製をおこなうことでこの有機質を含んだ塩を精製しております。この天日を利用する方法は人工的にまったく熱を加えないで自然の力(風と太陽)だけで水分を蒸発させる製法です。
完全天日塩は四角形の結晶になっています。
台所などの湿度の高いところでも固まりにくくサラサラしているのが特徴です。
この完全天日塩には海産資源が豊富な天草の海水を利用しております。ですので塩本来の味を楽しむことができるとともに、素材の味を引き出す絶妙の調味料としてもご利用いただけます。